元気な土づくり支援

愛華農法通信132号

 
栽培ポイント

いちご

育苗中 栽培期
潅水 (10aあたり)
エポック 2.5L
週1回
地楽園 2L
11月中旬

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8 1,000倍
週1回
天酵源 4,000倍
週1回
超人力 2,000倍
週1回
水管理
一般的にいちごに適した土壌水分は、pFメーターで1.5~2.0が適正範囲と言われている。
それも1.5に近い方が収量性が高くなる。
まず反収を増やしていくにはこの水分管理が重要。
愛華農法では基本的にpF1.4~1.7を維持するが、厳寒期はpF1.6~1.9を目安に水管理を行う。
午前中の湿度を高く保つ(60%~70%)ことで蒸散量を適度に保ちつつ、土壌ECを高め、いちごの養水分吸収を促進する。
2~3日毎の灌水を目安に行い、株元を乾かさない。

追肥
早植えの生産者では頂果房と腋果房の収穫が重なってくるので追肥量を増やす時期です。
反あたりチッソ成分で1.2kg~1.4まで増やしていく。
遅植えの生産者では頂果房の収穫がスタートするので、チッソ成分1kg~1.2kgまで増やすことが目安。
12月の光合成量により、腋果房と二次腋果房の出蕾にどれだけ多く光合成産物を分配出来るかで中休みがあるかないかが分かれてくるので、肥料欠乏には細心の注意が必要。

炭酸ガス濃度
いちごハウスでは、夕方日の入りから、夜間、朝方にかけて炭酸ガス濃度が高まっていく。
これは土壌中の有機物の分解やいちご株自身の呼吸のため。
日中のハウス内炭酸ガスは、外気濃度(370~400ppm)より低下する時間が大きく分けて2回ある。
午前中換気開始までの時間と、午後換気終了から夕方までの間である。
基本的に外気の炭酸ガス濃度はいちごにとっては不足しているため、この2つの時間帯は炭酸ガス飢餓の時間である。
反収を上げるための炭酸ガス発生機を上手く活用するためには、夜間ではなく9~12時の光合成が盛んな時間に施用すること。
もう1つは午後換気終了後に30分程度施用することも厳寒期の草勢を維持するには効果が高い。

病害虫
うどん粉病やダニがなかなかおさまらない状況も出てくる。
着果負担によるストレスや肥料欠乏でなかなか草勢を維持することが難しくなってくる。
肥料欠乏の症状が改善されない場合は天酵源の濃度を薄く(5,000倍)して使用し、症状が改善されてきたら濃度を3,000~4,000倍に戻す。
天酵源で光合成を促進していくということは、水や肥料が充分に吸収出来ていることが前提。
天侯や温度、着果負担などの条件によって一時的に吸収力が弱まることもあるのでよく観察しながら、使い分けていく。

韮

キュウリ

本圃 栽培期
潅水 (10aあたり)
エポック 1.5L
圃場準備
地楽園 2L
 

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8 1,000倍
週1回
天酵源 5,000倍
週1回
超人力 2,000倍
週1回

灌水
収穫が近くなると、果実肥大の負担が株にかかるとともに、蒸散量が急速に増える。高品質のまま収穫するには水不足にならないようにしなければならない。灌水量は1回の灌水量が少なくならないように注意する。キュウリは下層の天然供給層の水も利用しないと水不足が起きやすくなる。普段の灌水は少量多灌水でも3~5回に1回はたっぷり灌水するようにし下層とのつながりを保つ。通路がいつも水でにじんでいることが目安になる。

追肥
促成栽培では12月に収穫がスタートするので、追肥量を反あたりチッソ成分で1㎏~1.2kg/週まで増やす。キュウリはチッソに対し、リン酸は50%、カリは70%を目安に化学肥料を選ぶ。実際カリの吸収量はチッソの2倍近くになるが堆肥中に多く含まれているので、それを充分に活用していく。愛華農法では作物の養水分の要求量が高まってくるので肥料を使う量が増えてくるが、上記の比率を考えるとくみあい液肥1号(12・5・7)、くみあい液肥2号(10・4・8)あたりがコスト的にも成分的にもよい。

尿素の葉面散布
午前中の換気は早く開けすぎないようにし、湿度を極力高く保つことが必要。早く開けないということは、ハウス内温度も高くなるのでキュウリにとっての光合成適温にも到達しやすくなり、結果的に光合成が促進されていく。夕方は早くに閉めすぎて温度が一時的に高まると呼吸も高まり、午前中光合成で作られた糖を呼吸で消耗することになり尻太果や流れ果が増える。

韮

トマト

  促成短期・長期栽培
潅水 (10aあたり)
エポック 2.5L
週1回
地楽園 3L
 

葉面散布
散布量100L/10a
ターボ8 1,000倍
週1回
天酵源 3,000倍
週1回
超人力 2,000倍
週1回

水の管理
促成長期間栽培の場合、厳寒期の地温を考える必要もあるが、トマトは地温15℃以上あれば充分。
夕方灌水でも水の温度が15℃程度あれば地温が15℃以下になることはない。
さらに夕方の灌水は地温を下げることが気になり控えがちだが、夜間の暖房で気温を12~15℃程度に高めることで地温の低下も防ぎ、時間を気にしないで行い次の日の早朝からの光合成に備えることが効果的。
12月はpFメーターで1.6~1.9を維持する。

追肥
反あたりチッソ成分1kgを維持し、収穫が始まったらチッソ成分で1.2~1.4kgまで増やしていく。
天酵源は3,000倍/週で散布を継続し、水や肥料の消化を助ける。
着色不良果、尻腐病、空洞果など水不足や肥料の未消化による障害もあるが、酵素資材の併用で肥料を残さず作物に使わせることができるため、このような障害は起こりにくい。

温度・湿度管理
ハウス内の適湿度はおよそ65~85%だが、厳寒期に入ってくると湿度が上がりにくくなってくるため、午前中の光合成の盛んな時間帯に適湿にしていくためには、換気する時間を遅らせてハウス内温度でも30℃あたりになるまで閉めておく必要がある。

 

韮

ニラ

本圃  
潅水 (10aあたり)
エポック 2.5L
刈取後・週1回
地楽園

3L

刈取後

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8 1,000倍
週1回
天酵源 5,000倍
週1回
超人力 2,000倍
週1回

出荷に向けて捨て刈りが始まる時期。捨て刈り後は、水を充分に与え栽培マニュアルに従いながら追肥と酵素資材を充分に施用し、生育に適切な温度と湿度管理をすることが重要になる。

閉め切り栽培
一般的に白斑は湿度が多いと発生すると言われている。しかし、ハウスを閉め切った環境で酵素資材を使い、充分な灌水と追肥を行いながら栽培すると白斑の発生は見られない。
白斑は、外気の冷たい乾燥した空気が進入し、ハウス内が乾燥することが原因として考えられる。冷たい乾燥した空気は光合成を抑制し、植物の呼吸を阻害するため急激に体力が落ちて白斑の菌に感染すると考えられる。
閉め切り栽培を行うとハウス内の気温が40~50℃になることもあるが、充分にハウス内に水分がある場合は植物にとって影響なく、逆に好条件になり生育が促進される。また、このような温度になると病原菌や害虫活動が出来なくなり殺菌殺虫にもつながる。

水管理
閉め切り栽培を行う場合は、水分の損失が少ないため灌水量は少なくて済む。しかし、ハウス内の土が乾くようであれば灌水を行う。

追肥
刈り取り後から出荷までの間に、チッソ成分6~8kgを2回に分けて追肥を行う。その中で、分けつ量や植物の状態が変われば必要な追肥量を増やす。溢液(葉水)が見える場合や分けつ量が増えてきた場合は少しずつ追肥量を増やしていく。
また、閉め切り栽培を行うと生長に必要な炭酸ガス不足になるため、「寝太郎」などで炭酸ガスを補うと効果的。

 


韮韮

アスパラ・リンドウ・宿根草など

本圃 栽培期
潅水 (10aあたり)
エポック 1L
週2回
地楽園  
 

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8  
 
天酵源  
 
超人力  
 

地上部が枯れてなくなる時期だが、これからの管理が春期の収穫量確保に大きく影響する。
地上部がなくても地下部の根茎は活動しているため、乾かさないように灌水を欠かさないことが重要になる。

地上部の管理
冬の間、雪に覆われる地方で育つアスパラガスやリンドウなどの宿根植物は、地上部は枯れてしまうが地下茎部は蓄えた養分と水を使いながら活動を行っている。
冬の間でも水がある環境で育つアスパラガスの根は、水分不足の状態が続くと根茎や側根を維持することが出来ずに退化して、根に蓄えた養分も失ってしまう。
冬の間でも乾かさないような管理が必要になる。

株の保護
雪が降り畝を雪が覆う地方では、雪の層が地温と水分を一定に保つ。
しかし、雪が少ない地方では、灌水をしたり稲藁などを引くことが地温低下を防ぎ、株を保護する対策として効果がある。
また、地温は土壌に含まれる微生物の活動が活発になると上昇する傾向があるため、10aあたりにエポック1Lと液肥チッソ成分0.5kgを施用し、微生物の活性を上げることが地温度の低下を防ぐことにも役立つ。       

韮

葉菜類

本圃  
潅水 (10aあたり)
エポック  
 
地楽園  
 

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8 1,000倍
収穫前1回
天酵源 5,000倍
収穫前1回
超人力 2,000倍
収穫前1回

収穫1週間前
酵素資材を葉面散布し硝酸態窒素が充分に消化されることで、葉が厚くなり重量が増してくるばかりか味や日持ちが良くなる。

天酵源 5,000倍
日照時間が短くなる時期に光合成力を強化し、硝酸態窒素の消化や糖の生成を促す。

超人力 2,000倍
葉の表面組織が強化され色艶が良くなり旨味成分の生成などを促す。このことにより害虫忌避にも役立つ。

ターボ8 1,000倍
葉面の微生物バランスを整え病原菌の増殖を抑える。また灰色カビ病などの病原菌やアブラムシなどの害虫の餌となる硝酸態窒素を減らす。野菜も免疫力を強化し耐病性を向上させる。

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