元気な土づくり支援

愛華農法通信131号

 
栽培ポイント

いちご

育苗中  
潅水 (10aあたり)
エポック 2.5L
週1回
地楽園 2L
11月中旬

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8 1,000倍
週1回
天酵源 4,000倍
週1回
超人力 2,000倍
週1回
水管理
灌水は水分の変化ができるだけ少なくなるように全期間むらなく管理をする。
土壌が乾燥したあとで急に大量の灌水を行うとイオウ病の発生を助長する。
また果実の肥大が急激に進み着色不良や果形が乱れたりする。11月は毎日のように灌水が必要になる。

追肥
頂果房の花数と腋果房の出蕾時期によって追肥の間隔や量を調節する必要がある。
まず頂果房の花数が20以上付いてくる場合は7日毎の追肥では間があきすぎで肥切れを起こすので、4~5日毎の追肥が必要になる。
月にチッソ成分2kgの場合なら5日毎に反あたりチッソ成分で0.3㎏を4回、その後0.4㎏を2回、液肥で追肥すれば計2kgになる。
花数が15あたりであれば7~10日毎の追肥で1回0.5~0.6㎏。草勢と葉色を見ながら追肥量は増やす。

病害虫
この時期からアブラムシが出ている生産者とうどん粉病やダニが出ている生産者に分かれてくる。
アブラムシが出ている圃場を観察すると、葉色が濃く花芽も力強くて肥料が効いているように感じられる。
逆にうどん粉病やダニが見られている圃場は、葉色が淡く葉が柔らかく葉水の白い跡が目立つことが多い。
肥料は過多でも不足でも偏るのは良くない。
肥料欠乏は反収を落としてしまう要因に繋がり、水と肥料の使い方だけで病害虫の発生率が変わってくるので肥料の過剰・欠乏に注意し肥培管理をする。

根の活性向上
これから根群の拡大が重要になる。
主に根は主根と細根に分かれていて、養水分の吸収はその根から伸びる産毛のような毛根から行われている。
毛根は2~3日と寿命がとても短く、新しい毛根がどんどん出てこないと土壌中の肥料を上手く吸収出来なくなってくる。
地楽園の効果の1つは毛根が出てくるサイクルがスムーズになり、また地楽園がしみて行く後を追うように根が伸びていく。
これから収穫もスタートしてくるので11月の中下旬に地楽園を反あたり2L灌水し常に養水分が吸収出来る根を作り、地温の上がりにくい厳寒期に備える。

韮

キュウリ

本圃 栽培期
潅水 (10aあたり)
エポック 1.5L
圃場準備
地楽園 2L
 

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8 1,000倍
週1回
天酵源 5,000倍
週1回
超人力 2,000倍
週1回

灌水
灌水は畝全体に少量多灌水を心がけ、乾燥しないように注意する。
キュウリは湿度80~90%の環境が適している。
湿度が低下してくると葉は気孔を閉じてしまい炭酸ガスが吸収できなくなる。
その結果、光合成が停滞し生育も抑制され収穫量が低下する。
湿度は午前中80%、午後は60%、夜間は80~90%が目安なので夕方灌水を行い、夜間と午前中の湿度を高く保つ。
一般的には湿度が高くなると灰色カビ病を心配するが、愛華農法で栽培すると葉に病原菌の養分になる肥料分がほとんど残らなくなる為に高湿度でも栽培が可能になる。

追肥
11月に入ったら追肥を始める。反あたりチッソ成分0.3㎏からスタートし、草勢を見ながら追肥量を増やして行く。
キュウリの葉は肥料が足りないと葉水が増え大きくなるので肥培管理を適切に行い葉を20cm位に小さくコンパクトに作ることが大切だ。

マルチング
11月にはマルチングを行うが、このマルチング前に地楽園1,000倍を畝全体に散水しておく。
マルチング後に地楽園を灌水する場合は反あたり2L灌水。
キュウリは台木にもよるが、畝の上部に根が比較的多く分布するので畝全体に地楽園を散水することも効果が高い。

尿素の葉面散布
キュウリは緊急に行う追肥として尿素の葉面散布は効果が現れやすい。
尿素の葉面散布を午前中に行うと葉のふちに軽い濃度障害を受けることがある。
濃度障害は尿素が日射を受け水分が蒸発して濃度が高くなることによって起きるが、低い濃度では効果も現れにくい。
ある程度濃い倍率(200~250倍)で濃度障害を出さずに効果を出すためには、天候と散布するタイミングが大切。
水分が豊富にあれば尿素は速やかにアミノ酸に同化されるので濃度障害は起こりにくくなる。
雨天続きで急に晴れるとベト病が多発するのは水分の消費が少ないため肥料分が水によって葉まで搬送されず不足が起こる。晴天になる前に酵素資材と尿素を混合して散布すると即効的に肥料不足を補うことが出来る。

韮

トマト

越冬トマト 促成短期・長期栽培
潅水 (10aあたり)
エポック 2.5L
週1回
地楽園 3L
 

葉面散布
散布量100L/10a
ターボ8 1,000倍
週1回
天酵源 3,000倍
週1回
超人力 2,000倍
週1回

水の管理
一般的には株元が乾いたら灌水するが、愛華農法では水を切らさないことでトマトの根の活性を高め維持するために充分な灌水をする必要がある。
低温時に発生が見られる褐色根腐病や根腐萎凋病の病原菌は根から侵入するが、根は簡単に病原菌が侵入するのを許すようになっていない。
本来、根は粘液に包まれていてその中ではたくさんの微生物達が根を守ってくれている。
しかし、その微生物達も乾燥した土壌環境では生息することが出来ないため水不足させない管理が必要になる。
慣行農法のように生殖生長を維持するために灌水を控えるのではなく、充分な灌水をしながら酵素の葉面散布を7日毎に行う事で花芽分化のサイクルを作る。

追肥
長期間栽培において、トマトの栄養状態を良好に維持するには追肥の重要性は大きい。
2段目着果を目安に追肥をスタートする。
スタートは反あたりチッソ成分0.3㎏から流していき、草勢と葉色を見ながら増やしていく。

根群の活性維持
10月から11月にかけてはトマトの越冬態勢を本格的に確立するため根群の発達を図ることが必要。
根群が浅いと冬期の低温に影響されやすく細根の枯死や病害の被害を受けやすくなる。
11月中旬には地楽園を反あたり2L灌水し根の発達を促す。

 

韮

ニラ

本圃  
潅水 (10aあたり)
エポック 2.5L
刈取後・週1回
地楽園

3-5L

刈取後

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8 500倍
散布・週1回
天酵源 5,000倍
散布・週1回
超人力 1,000倍
散布・週1回

追肥・水管理
いよいよ終盤になり株の力も弱く茎も細くなってくる。
しかし、ニラにとっては生育適温環境を作りやすくになってくるので追肥や灌水を充分に行なうと、意外にも収量が期待できる。
刈り取り直後にチッソ成分4kg/10aと1週間後にも4kg/10a充分な灌水と共に追肥をする。
弱った根を活性化させる事と来春の土壌環境づくりに地楽園を併用するとより効果的。

12月上旬からの出荷
12月上旬に出荷をする場合は、捨て刈りをしてハウスの2重被覆などを行ない生育温度の確保に努める。
慣行栽培より早めに出荷をすることで値段が比較的高い時に出荷することができる。
3月~4月まで出荷を継続してから、株の状態に応じて1~2ヵ月間株を休ませるとよい。

1月上旬からの出荷
11月はハウスの被覆を行わず寒さにあて十分な低温休眠期間を取る。
12月から3重被覆をして午前中の換気は極力控え高温・高湿度環境を維持する。
エポック・地楽園と追肥を充分に行い1月上旬の出荷に備える。
慣行栽培のように球根に貯蔵した養分で収穫する考えではなく、最初から肥培管理によって収穫をしていくと年に10回以上の収穫が可能になる。

株養成
潅水 (10aあたり)
エポック 1L
週1回
地楽園

 

 

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8  
 
天酵源  
 
超人力  
 
韮

リンドウ

本圃  
潅水 (10aあたり)
エポック 1L
10日1回
地楽園 1L
10日1回

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8 500倍
10日1回
天酵源 1,000倍
10日1回
超人力  
 
収穫後の肥培管理
宿根草は冬の間も春に向けて根を伸ばしたり春芽を分化させたり地面の中で活動している。
健全な株は凍結を避ける為に収縮根を使い株を地中深く引き込み凍霜害を防ぐことが出来る。
この様な活動を支援する為、2週間1回はエポック1lと液肥成分で0.5~1kgの灌水を続けると微生物の活性が上がり、また地温を上げる効果も期待できる。

地上部の管理
通常、茎葉等の残渣は病害虫を残さないため圃場外に持ち出すが、これは同時に天敵生物も失うことになる。
新たな手法として、近年オランダでは残渣を通路に意識的に敷きつめ天敵や有益微生物の棲家と湿度確保に使ってよい結果を出している。
残渣をマルチング資材として利用すること検討していきたい。       

韮

アスパラ

本圃 黄葉期
潅水 (10aあたり)
エポック 1L
週1回
地楽園  
 

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8 500倍
週1回
天酵源 3,000倍
週1回
超人力 2,000倍
週1回

病害による落葉や、茎葉が青いうちの刈り取りは、地上部の養分を捨ててしまうことになる。
終盤の管理で病気を予防し、残った養分を地下部に転流させ充分に黄化させてから刈り取ることが春の収穫量を増やすポイントとなる。

水の管理
畝面や通路がヒビ割れするほどに乾燥させると貯蔵根が切断され、翌年の春どり分が減収する。
収穫終了後から冬期間も乾燥させないように定期的に灌水する。
残った養分を転流させるにも水が必要である。
収穫後も根や微生物は働いているので定期的な灌水を行う必要がある。
また、灌水は最低地温をできるだけ下げて株に低温休眠の時間を充分とらせるため、夕方行うのがよい。
灌水は10日に1回を目安に行い追肥は止める。

葉面散布
この時期の葉面散布は残った肥料分を消化させ養分として貯蔵根に貯め込むために行う。
この時期に葉が褐色に変色するのは葉に窒素分が残ってしまい灰色カビ病を発病させてしまうためだ。
まだ葉が青いうちに天酵源1,000倍液とターボ8、500倍液を葉面散布し転流を促進させると、綺麗に黄葉させることが出来る。

 

 

韮

葉菜類

本圃  
潅水 (10aあたり)
エポック  
 
地楽園  
 

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8 1,000倍
収穫前1回
天酵源 5,000倍
収穫前1回
超人力 2,000倍
収穫前1回

収穫1週間前
酵素資材を葉面散布し硝酸態窒素が充分に消化されることで、葉が厚くなり重量が増してくるばかりか味や日持ちが良くなる。

天酵源 5,000倍
 日照時間が短くなる時期に光合成力を強化し、硝酸態窒素の消化や糖の生成を促す。

超人力 2,000倍
 葉の表面組織が強化され色艶が良くなり旨味成分の生成などを促してくる。このことにより害虫忌避にも役立つ。

ターボ8 1,000倍
 葉面の微生物バランスを整え病原菌の増殖を抑える。
また灰色カビ病などの病原菌やアブラムシなどの害虫の餌となる硝酸態窒素を減らす。
野菜も免疫力を強化し耐病性を向上させる。

元気な土づくり 愛華農法通信


[02/08] 愛華農法通信134号
[02/08] 愛華農法通信133号
[12/13] 愛華農法通信132号
[11/11] 愛華農法通信131号
[10/03] 愛華農法通信130号
[09/08] 愛華農法通信129号
[08/23] 愛華農法通信128号
[08/23] 愛華農法通信127号
[06/10] 愛華農法通信126号
[06/10] 愛華農法通信125号
[04/06] 愛華農法通信124号
[03/15] 愛華農法通信123号
[02/08] 愛華農法通信122号
[01/08] 愛華農法通信121号
[12/04] 愛華農法通信120号
[11/05] 愛華農法通信119号
[10/08] 愛華農法通信118号
[09/03] 愛華農法通信117号
[08/12] 愛華農法通信116号
[07/21] 愛華農法通信115号
[07/20] 愛華農法通信114号
[05/12] 愛華農法通信113号
[04/17] 愛華農法通信112号
[03/23] 愛華農法通信111号
[02/18] 愛華農法通信110号
[01/19] 愛華農法通信109号
[12/10] 愛華農法通信108号
[12/01] 愛華農法通信107号
[12/01] 愛華農法通信106号
[11/30] 愛華農法通信105号
[09/26] 愛華農法通信増刊号
[09/20] 愛華農法通信104号
[07/13] 愛華農法通信103号
[06/15] 愛華農法通信102号
[06/15] 愛華農法通信101号
[06/12] 愛華農法通信100号
[03/07] 愛華農法通信99号
[02/07] 愛華農法通信98号
[01/05] 愛華農法通信97号
[12/08] 愛華農法通信96号
[11/11] 愛華農法通信95号
[10/06] 愛華農法通信94号
[09/08] 愛華農法通信93号
[08/14] 愛華農法通信92号
[07/07] 愛華農法通信91号
[06/06] 愛華農法通信90号
[05/08] 愛華農法通信89号
[04/08] 愛華農法通信88号
[03/07] 愛華農法通信87号


元気な土イメージ
■バックナンバー
(2007年1月~2008年1月)


【2008年】


1月7日号
1月31日号

【2007年】

1月20日号
1月30日号
2月28日号
3月20日号
4月16日号
5月17日号
6月14日号
7月11日号
8月10日号
9月5日号
9月28日号
11月5日号
12月5日号